前著「日本よい国構想」は、4年前に私が50歳になったとき、これまで私が考えてきたことをもとに、有志のメンバーで議論を重ね、これからの日本がめざすべき国家像としてまとめたもので、私たちはこの「日本よい国構想」の実現のために日本創新党を結成し、今日まで活動してきました。
今の政治には、それぞれ個別の政策の議論はありますが、確固とした人間観や国家観・歴史観に基づいた国家経営の理念ともいうべきものが希薄で、それが国家経営の混迷につながってきたのではないかと、11年間の杉並区長として自治体経営から、私は痛切に感じてきました。その結果、なんとか崩れゆく日本を救おうと、私なりに国家経営の理念として提示したのが、「日本よい国構想」でした。
お蔭さまで、この本は今日の日本の状況を憂いておられる多くの方々に読んでいただき、沢山の賛同や激励のお手紙をいただいて参りました。しかしこの本は、いわば国家理念を提言したものであり、具体的な政策を述べたものではありませんでした。私は、この本が幾ばくかの参考になり、力強い政策が打ち立てられていくことを期待してきましたが、日本の政治はさらに混迷を極めてきました。
そこで私は、前著「日本よい国構想」をもとに、私なりにいまの日本がとるべき基本的な政策についても提言する時期が来たと考え、この度「日本よい国構想」の第二弾の新著として、「世界の『楽市・日本』をつくろう」というタイトルでより具体的にあるべき日本像を提言することといたしました。
ページ数として90ページ余りで、なるべく読みやすく手ごろな冊子となっています。是非多くの皆さんに読んでいただき、共に立ち上がっていただきたいと願っています。
ご購読は、創新党本部0362733780までお申し込みください。定価は500円です。