昨日、東北関東大震災で大きな被害を受けた茨城県の被災地域を回って、当面の救援物資を届けた。伺ったのは、茨城県高萩市、北茨城市、ひたちなか市、そして大洗町だ。テレビでは宮城県、福島県、岩手県が大きく取り上げられることが多いが、茨城県や千葉県も地震や津波で大きな被害を受けている。
北茨城市の沿岸部では、漁船が陸で横転し、車が転がり、民家が崩壊していた。また高萩市では、津波とともに、道路がひび割れ崩落していたり、マンホールが飛び出してしまっていたり、また地滑りが所々おきて道路が寸断され、線路もまがって電車が停まったままになっていた。
どの地域も、大方電気やガスは復旧してきているが、水道の目処はついておらず、水不足の中で、自衛隊や自治体の給水車で対応している。私は高萩市役所の敷地で、自衛隊の隊員が、強風と寒い中で朝から晩まで、給水を受けるために並んでいる住民の方々に対応しているのを見た。またガソリンや灯油などの逼迫は、生活の足である車や寒さ対策を直撃している。
さて私たちの救援活動は、高萩市の草間市長(上の写真・政経塾の後輩)の要請に基づき、市長とよく連絡ととりあって救援物資を選び届けたもので、これは全国の知事や市長や地方議員を主体とする「日本を創新する会」ならではのネットワークが活きた形だ。
また関西地区の志ネットワークや青年塾の方々が、一日で大量の支援物資を関西地区で自らが購入され集め、トラックなどの手配に八方手を尽くし、そして夜通しかけてボランティアが名神、東名、常磐道を往復されたことが、この活動がスピーディに行われた根幹の原動力であった。心から敬意と感謝を申し上げます。
高萩市の草間市長からは、できればさらに雨漏り防止のブルーシート、塩、サランラップ、ガソリンや軽油、そして灯油などの支援の要請があった。物資が集まり次第届けたいと思う。また他県の被災自治体の首長さんとも、現在連絡をとっており、できる限りの支援の輪を広げていきたい。
どうか皆さんの力強いご協力ご支援を「日本を創新する会」によろしくお願いします。
最後に、がんばっていただいた関西地区の志ネットワーク、青年塾関係者の皆様、日本を創新する会の皆様、ボランティアで参加していただいた皆様、その他ご協力をいただいた皆様に心から感謝申し上げます。
また、高萩市の草間市長、大洗町の小谷町長、ひたちなか市の本間市長、そして北茨城市の豊田市長をはじめ、各役所の職員の皆様、大変な状況の中私たちに暖かく対応していただきありがとうございました。
まだまだ厳しい状態が続くとは思いますが、是非がんばってください。